歯周病と関わりの深い全身の病気を知ろう!~お口のケアで全身疾患を予防~ | 曙橋ファミリー歯科|【曙橋ファミリー歯科】新宿区 曙橋駅徒歩2分の歯科医院

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歯周病と関わりの深い全身の病気を知ろう!~お口のケアで全身疾患を予防~

こんにちは。

新宿区 曙橋駅から徒歩2分の歯科医院【曙橋ファミリー歯科】です。

歯ぐきの腫れや歯のぐらつきは、ありませんか?

このような症状がある方は、歯周病を発症している可能性があります。

お口の中がネバネバしたり、口臭が気になったりするのも、同様です。

日本では、成人の約8割が歯周病にかかっているとされていて、誰がかかってもおかしくありません。

初期の段階では自覚症状がないため、気が付かないうちに重症化しているケースもよくみられます。

歯周病は進行すると、お口だけでなく全身の健康にまで影響を及ぼす可能性があることは、意外と知られていません。

山口 豊 院長
山口 豊 院長

山口 豊 院長

玉川学園高等部卒業
朝日大学歯学部歯学科卒業
医療法人社団厚誠会研修医修了
東京都中央区、品川区、目黒区の歯科医院勤務医を経て曙橋ファミリー歯科開院
現在朝日大学歯学研究科歯学専攻 小児歯科学大学院在籍


医院名:曙橋ファミリー歯科
所在地: 〒162-0065
東京都新宿区住吉町5−1 吉村ビル 1階

歯周病はお口だけの病気ではないの?

歯周病というと、歯を失う病気というイメージをお持ちの方が多いでしょう。

実際に、歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位の病気とされていて、重症化すると、歯を支えている歯ぐきや骨が溶かされて、歯が抜け落ちます。

歯を失うことによるマイナスの影響だけでなく、歯周病そのものが全身の病気を引き起こしたり、悪化させたりすることがわかってきました。

<h3>歯周病が全身の病気と関係する理由

歯周病はプラークの中に潜む歯周病菌が生み出す毒素によって、歯ぐきや骨が炎症する細菌の感染症です。

プラークには500種類以上の細菌が含まれているといわれています。

歯周病が進行すると、その細菌や毒素、炎症性物質が、お口の中だけにとどまらず、血管に入り込みさまざまな臓器に達します

お口から遠く離れた心臓や肺、さらに子宮にも悪い影響を与えてしまうのです。

口とは無関係のように思われる病気も、歯周病が関係している可能性があります。

歯周病と深く関連する全身の病気

歯周病と関連する病気は多岐にわたります。

歯周病は年齢とともに発症率があがりますが、若い方でも発症することがあるため、注意が必要です。

【心疾患】命に関わる重大疾患

歯周病菌が血管に入り込み、心臓にまで届き、血管の内部に付着し炎症を起こします。

その部分が動脈硬化を起こすことで、血液の流れが悪くなり、心筋梗塞の原因となります。

また、心臓の弁や内膜に歯周病菌が付着し炎症を起こすと、心内膜炎になる可能性もあるのです。

心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割があるため、心臓内部で炎症を起こしていると、全身に歯周病菌が運ばれることになってしまいます。

【糖尿病】お互いのリスクを高める負のスパイラル

糖尿病と歯周病の関係はとても深いといわれています。

歯周病菌には、血糖値をコントロールするインスリンの働きを低下させる作用があり、糖尿病を悪化させるのです。

また、糖尿病の合併症のひとつとして歯周病の症状があらわれることもわかっています。

どちらかだけを治療しても改善しないので、並行して治療を行います。

【誤嚥性肺炎】肺炎はシニアの死亡原因のトップ

歯周病にかかっていると、唾液のなかに歯周病菌が含まれています。

何らかの原因で間違って肺に入ってしまい、肺に感染することで、誤嚥性肺炎を起こします。

肺炎はシニアの方に多く、死に至るケースも多いので、お口を清潔に保って誤嚥性肺炎を予防しましょう。

【早産・低体重児出産】小さな命に与えるリスク

歯周病菌が生み出す毒素が血管に入り胎盤に届くと、胎児に十分な栄養が送れなくなります

そうなると、低体重児出産を引き起こすリスクが高まります。

また、歯周病の炎症を抑えようとする物質は子宮を収縮させる作用があるため、早産を誘発してしまうのです。

妊娠中の女性はホルモンの関係でとくに歯周病になりやすい状態ですので、安定期に入ったら、歯医者さんでお口のケアを受けましょう。

【肥満・メタボリックシンドローム】健康寿命へ与える影響大

歯周病菌が出す毒素は、肝臓や脂肪組織に脂肪がつきやすくなり、インスリンの働きも低下することから、肥満やメタボリックシンドロームをまねきます。

また、肥満の人ほど歯周病にかかっている割合が高く、歯周病を悪化させることもわかっていて、肥満と歯周病はお互いに影響を与え合う存在です。

肥満の状態では、動脈硬化が起こりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞といった病気を発症するリスクが高まります。

【認知症】歯周病が発症を促進する

アルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」という物質が蓄積されることで発症するとされていますが、歯周病菌がアミロイドβの生成や蓄積を促進することがわかってきました。

ご自身だけでなくご家族のためにも、歯周病を予防することが大切なのです。

歯周病の予防と治療で全身の健康を守りましょう

歯周病と全身の健康が深く関係していることは、世界各国の研究機関によって報告されています。

このような話を聞くと不安になってしまうかもしれませんが、歯周病は予防できる病気です

まずは歯周病にならないことが最も大切ですが、もしなってしまっても、歯科で適切な治療を受ければ改善されます。

そのためにも大切なのは、少しでも早く歯科医院へ行くことや定期検診を受けることです。

歯周病の治療法はお一人お一人オーダーメイド

歯周病は進行状態によって、治療法が異なります。

歯周病治療の基本は、原因となっているプラークを徹底的に除去して症状の改善をめざすものです。

基本治療で改善されなかった場合は、歯周外科治療を行い、歯周ポケットの奥深くに入り込んだ歯垢を取り除きます。

当院では、プラークの除去だけでなく、喫煙や食生活などの生活習慣についてもおうかがいし、お一人お一人の根本的な原因にアプローチした治療を行います。

歯周病予防の基本は「歯磨き」

歯周病を予防するために最も大切なことは、毎日の歯磨きです。

原因となるプラークは、ネバネバしていて簡単には落とせません。

数日経てば歯石となり、歯磨きで落とすことができなくなります。

毎日の歯磨きを徹底して、プラークを溜めないお口を作りましょう。

そのためには、お一人お一人のお口に合わせた歯磨きが必要です。

全身のことを考えた総合的な治療で、患者さまの健康をサポートします

歯周病の予防や治療を行うことで、さまざまな病気にかかるリスクを下げることが可能です。

また、全身の病気を治療することで歯周病が改善されるケースもあります。

歯周病は早期発見・早期治療が大切です。

歯周病は初期症状が少なく、気が付かないうちに進行するため、「サイレントキラー」ともよばれています。

ご自身で異常に気が付くことは難しいので、定期的に歯科を受診して、プロのチェックを受けていると安心です。

また、歯磨きでは落としきれない汚れを専用の機器を使用して取り除くことで、お口を清潔な状態に保つことができます。

お口と全身を健康な状態に保つためにも、定期検診にお越しください。

新宿区 曙橋駅から徒歩2分の【曙橋ファミリー歯科】では、お口に合わせた予防ケアをご提案しますので、一緒に歯周病予防に取り組みましょう。

お口のことで気になることがありましたら、新宿駅すぐの曙橋ファミリー歯科までご相談ください。